今回は以前解説させていただいた肩甲骨の話の第二段です。
ある種の中国武術や西洋のダンスでは、腕全体をまるで蛇か鳥の翼にでもなったかのように動かしますが、それを司る回転(ローテーション)は果たして肩の関節だけでまかなえるものなのでしょうか?
答えは否です。
肩甲骨の自在性を抜きにして、それらの複雑な腕の動きを体現することはできません。
また、背骨のうねるような動きや、骨盤から生まれる水平回転を肩のローテーションに変換するのも肩甲骨の役目です。野球のピッチング動作に見られる『鞭のようにしなる腕』は、よく動く肩甲骨の賜物なのです。
今回は、その肩甲骨の自在性が特に要求される運動を二つご紹介いたします。
一つはグレーシー柔術の雄・ヒクソングレーシーの鍛錬法(ヒクソン知らない人も多いだろうなあ・・)と、もう一つは最近マイブームのロシア式二刀流です(笑)
いかがでしたでしょうか?
どちらも腕や剣がうねるように動いていましたね。
肩甲骨の動きを直にお見せできないのが残念ですが(僕の上半身裸なんか見たくないでしょ?笑)どちらも肩甲骨がウネウネグニグニと動いています。
逆に、肩甲骨周りが硬い人がこの運動をやると、どこかに引っかかるようなぎこちなさが出てしまうのものです。
腕の滑らかなアニメーションを付ける際の参考にしていただければ幸いです(どなたか肩甲骨のボーンの仕込み考えてといてくださいね!!)