『スタジオイブキ・アクター塾』塾長こと
佐藤雅樹と申します。
いよいよ
アクター塾ブログが始まりました!
これからアクター塾の稽古報告はもとより、アニメーター(モーションデザイナー)の皆さんに向けたアクションの解説等々・・・モーションキャプチャーやアクション・演技に関する情報をどんどん発信していきたいと思いますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
先ずは私の自己紹介からいきましょう。
年齢は現在四十六歳(!)功夫映画と特撮に憧れて十九歳の時に上京、JAC(ジャパンアクションクラブ;現ジャパンアクションエンタープライズ)に入団してアクション俳優の道を歩み始めます。退団後はフリーの殺陣師(たてし)として主に舞台を中心に活動してまいりました。関わったカンパニーの中で一番有名なところが『演劇集団キャラメルボックス』という劇団で(かれこれ十七年のお付き合いになります)、この劇団で上演された全ての時代劇の殺陣と、いくつかの現代劇のアクションを指導させていただいております。また、『玄舟塾(げんしゅうじゅく)』という殺陣の教室も主宰して、一般の方々に対する殺陣の普及にも努めてまいりました。
さて、七~八年前のことになりますが、こんな私の人生に一大転機が訪れます。モーションアクターとして初めてモーキャプの撮影に参加させてもらったのです!先ずは自分の動作がデータとして正確に抽出されることに驚かされました。が、何よりも、CGキャラクターにそれが反映されていく様に心を奪われてしまったのです!!そうして、元々持っていたアニメ・特撮好きの魂に火がついてしまい、どうしても製作者サイドに回ってみたくなって、悩みぬいた挙句、某御茶ノ水の専門学校(笑)に入学、卒業後に晴れてスタジオイブキのアニメーターとして採用されたのでした!!
というわけで、現在イブキ内では、モーキャプ班のスタッフとしてキャプチャー収録時のオペレーターと収録後のデーター処理を、案件によってはアクター兼アクションコーディネーターも担当させてもらっています。
こうして『演じる側』と『データ処理する側』の両方を経験してみて思うことは、やはり俳優さん(業界用語ではアクターさん)の演技力というものはそのモーションの出来を大きく左右するのだなあということです。もちろん、腕の良いアニメーターさんにかかれば、そこそこのアクターさんの動きでも抜群に格好いいモーションに仕上げることができます。しかし、一流のアクターさんの動きをベースにするなら、もっともっと格好いいものにすることが出来るのです。!
それならば、先ずは自分が鍛錬をして一流のアクターを目指そう!そうして、若くて才能のある俳優達を発掘して自分のノウハウを教えていこう!!
一流のモーションアクターを育てていこう!!!
これが動機となって、昨年の秋にスタジオイブキ・アクター塾を開設したのでした。
稽古は基本的に月2回、イブキのスタジオを使って行われています。内容はマット運動とトランポリン、後はアクションと殺陣の稽古です。
メンバーは、私とは旧知の間柄であったり、全く見ず知らずだったのにその者の舞台を見ていきなりスカウトしたという俳優もいます(笑) 私が人選する基準は、演技力は人並み以上(できれば舞台経験者)、その他、殺陣やダンスなどの特技を必ず一つ以上持っていることです。このレベルでしたら、キャラクターによっては即戦力で収録に参加させることができるからです。
これらの俳優達に、マット運動やトランポリン、殺陣やアクションを伝授してあげることができれば、いずれは一流のモーションアクターに育ってくれるはずです。そうして、それを実現させることこそが、私を受け入れてくれたCG業界への恩返しになると信じております。
さあ、これからガンガン稽古して
ガンガン出演して(させて)いきますよ~!!
このブログで逐一ご報告していきますので
今後ともお付き合いの程よろしくお願いします!!!
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