長らく続いた体幹のお話、今日が一応の最終回です。
よく「あのアクターさんの動きにはキレがある」という言い方をしますが、その『キレ』がどこから生まれるのかご存知でしょうか? 運動家によって意見は様々でしょうが、塾長は、やはり体幹から生じると考えています。
塾長の考えるキレの定義とは
体幹中の諸々の筋肉がマシュマロのように柔らかく、且つ、鋼のように硬く使えること。つまり、弛緩と緊張の幅が広いこと。
骨盤・肩甲骨・肋骨等がバラバラに、かつ一本の棒のようにまとまっても使えること。要するに、分立と統合の幅が広いこと。
尚且つ、なるべく短時間でこれら両極の局面に移行できる=動作が素早いということ・・・です。
例えば、子供は身体が柔らかいですが、それ故にキレのある動きは難しく、また、老人は身体が硬い故にキレのある動きとは無縁です(キレがあったら怖いです/笑)
スポーツや武道では、身体の硬い人の方がバネがあり、キレのある動きが得意とされていますが、そういった人達が苦労をして柔らかさを身に付けた暁には、前にも増してキレが出せるようになるものなのです。
というわけで、何をするにも体幹が大事だということはガッテンいただけたでしょうか?
次回からは、ようやく具体的なパンチ・キックの解説に入りたいと思っています。
おそらくは、一般的な格闘動作の解説になるとは思いますが(クネクネとかしない)、それらレギュラーな動きの中にも、今までご紹介してきた様々な『原理』が息づいていることを知っておいていただければ、そのご理解もより深いものになることと確信しています。
それでは、次回からのアクション講座をどうぞお楽しみに!!
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