今回は『モーションアクター心得』の第二段として(第一段はこちら)モーションキャプチャーの簡単な仕組みをご紹介しましょう。
もしかして、モーションキャプチャー出演の依頼がきたけれど、「モーションキャプチャーって何すりゃいいんだよ?!」って不安に思われている役者さんもおられるかもしれませんね。
ご心配は無用です。皆さんが舞台や映像でやられている演技を、そのまま普段通り演じていただくだけでいいんです。皆さんが生み出した動作(業界用語で『モーション』)はデータとして正確に抽出されますので。
以下の動画で、その仕組みを簡単にご説明しております。
いかがでしょうか?
『簡易モデル』のシーンでは、かなり忠実にアクターさんの動きが再現されているのが判りましたよね。
それもそのはず、元々は医療やスポーツの現場で『動作解析』用に開発されてきた技術なのですから。(皆さんも、スポーツ番組等で、モーションキャプチャーによるプロスポーツ選手の動作解析をご覧になったことがあるかもしれません)
このように、皆さんが演じられる『全ての動き』はデータとして記録されてしまいます。細かい癖や演技の失敗も含めてです(笑)それは、自分の演技力の全てが丸裸にされるようなものでもあります。
ですが、私も演技者の端くれとして、これほどスリリングな現場も他にないと思うのです。役者魂が燃え上がるというものです(笑)
これをご覧になった皆さんには、どうか気後れされることなく、日ごろ鍛えた演技力を思う存分発揮していただければと思います!!
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