2011年4月30日土曜日

清田裕也 PV_1

お待たせしました!
清田裕也のプロフィール(& PV)第一弾です!!



名前:清田裕也
身長:160cm
体重:50㎏
靴のサイズ:25.0cm

東放学園 東京アナウンス学院 → 演劇集団キャラメルボックス俳優教室(四期生)→ 数々の小劇団系の舞台に立つ



ご覧の通り、明るくコミカルな演技を得意としています。先日もちょっとだけ書きましたが、既に芝居重視のモーキャプ案件では主役を務めています。

これから殺陣やアクションをビシビシ仕込んでいきますので、応援の程よろしくお願いいたします!!

稽古報告_110430

連休二日目の4月30日に恒例のアクター塾稽古が行われました。

今回も出席者は一人・・・これから夏にかけてが芝居(舞台)のシーズンなので、今後も出席率の低迷は続きそうです。ま、人数が少なければ少ないで充実した稽古ができるわけですからね。出来ることを坦々とやっていきましょう。その積み重ねが大きな仕事に繋がるのですから(笑)

というわけで、今回出席したのは清田裕也。
男性版の元気印です!!



彼は、私が以前講師をさせてもらっていた『演劇集団キャラメルボックス』の俳優教室卒業生で、卒業後に出演した舞台を私がたまたま観ていて、その大きくてコミカルな演技がモーキャプ向きだと判断し、アクター塾にスカウトをした次第です。

なので演技力は文句なく合格点なのですが(既に某モーキャプ案件で主役を務めています)、いかんせんアクションや殺陣の実力はまだまだです(俳優教室で九ヵ月間アクションと殺陣のレッスンは受けていますが) あと体幹の使い方にも癖があり(軸が出来ていないので)、正しく格好良いポージングができません。

なので、今回はこれ幸いとばかりに
じっくりと体幹の使い方を伝授したのでした。

アクター塾の稽古体系で現在最も重きをおいているものはマット運動とトランポリンです。その理由は『軸が出来ているかいないか』が如実に表れるからです。

アクションや殺陣のポージングでは、身体が変なところで曲がっていたりしても、大抵の場合は本人に自覚はなく、(その状態でもなまじ動けたりするので)なかなかその誤りに気付いてもらうことができません。ところがマットやトランポリンなどの体操系の動きならば、ビデオに撮って「ほら、ここ曲がってるじゃん!」と言ってやるだけで済むのです。こんな楽なことはないじゃありませんか(笑)

それは冗談だとして、体操系の動きでしっかりと軸を作ることができるようになれば、アクションや殺陣の動きの中でもその状態を維持できるようになります。つまり、体操系の運動は軸の意識(プラスそれに必要な筋力)を発達させるのにはもってこいのものなのです。

というわけで、今回の稽古報告は特に『軸』をテーマにお届けします。動画の中で彼が三点倒立と倒立に挑戦していますが、上手くいく時といかない時の軸の違いにご注目ください!

アクション講座_骨盤体操_2

それでは、前回に引き続き『骨盤』の話をしましょう。

今日は特に骨盤の関節についてです。

「え?骨盤に関節なんてあるんかいな?!」って驚かれる方も多いと思いますが、そうなんです、実は骨盤にも関節があったんです。といいましても、肘や膝、ましてや首のように自由自在に回転するものではないのでご安心を(笑)

それでは早速ご説明いたしましょう。

骨盤の中央には仙骨という骨があります。両脇の蝶々の羽のような骨は腸骨といって、仙骨とは靱帯でつながれています。この三つが合わさった状態を骨盤といい、その繋ぎ目を仙腸関節というのです(イラスト)



さて、問題はここからです。

仙骨と腸骨のつなぎ目は靱帯(筋肉)ですから、稀にズレる場合があります。よくテレビの健康番組で「骨盤のズレは万病を引き起こす」などと紹介されているのは、正確には仙腸関節のズレのことを言っていたのです。



そして、「ズレる」ということは「動く」ということで、身体の使い方に習熟した人は、意識的に仙骨を動かして全身の動きに反映させることができるのです。

「ああ~、やっぱりキター!怪しい話だぁ~~!!」って引かないでください(笑)。これは何も特別なことではありません。例えば妊婦さんが赤ちゃんを出産する際には、この仙腸関節が左右に広がり、赤ちゃんが産道を通り易くしてくれるのです。

では運動にはどのような使われ方をしているのかを、手っ取り早く私の動きからご覧いただきましょう。

下の動画の後半部分、二刀流の場面で仙腸関節を使った動き(仙骨主動)をしています。



いかがでしょうか?「速過ぎてわけわかんない」ですよね(笑)

ですので、ちょっとだけ解説させていただきますと、相手が私の頭上に構えた棒を振り下ろし始めた瞬間、私も同時に仙骨を動かし始めています。そうして、仙骨から生まれた運動を背骨を通して上体に伝え、しかも加速し、その力によって先ず右の木刀で相手の棒を弾き上げ、すかさず左の木刀で相手の小手(手首)を斬り(実際は相手の手元の棒に当てています)、間髪入れずに右の木刀で相手の脇を斬っています。

そうなんです。速過ぎて『二手』に見えたかもしれませんが、実は『三手』の動きだったのです。しかも時間にして1秒もかかっていません。

このように、仙骨主動の動きというものは身体の中で動きを加速するために、それが表に現れた時点で(手足が動き出した時点で)そのスピードは最高速になっているのです。(通常の運動では、手足の速度は動き出しから徐々に加速されていきます)

しかも、身体の奥の奥で運動が起こっていますから表面から見て動き出しが見え難く(しかも袴を穿いているので尚更判りづらい!)敵にとって本当に厄介な動きだとは思います。

このような状態を形容する際に用いられる言葉として『タメの無い動き』・『気配のない動き』などがありますが、それらは空想の世界のことではなく、現実に存在するものだということを知っておいていただきたいのです。

ただし!!

タメも気配もなくってはアニメーションにはなりませんよね。私もアニメーターとしてこんなモーキャプデータを渡されても困ってしまいます(笑)あくまで、皆さんの運動への造詣を深めるネタとしてご利用ください。

さてさて、このように仙腸関節というものは高度なパフォーマンスには必要不可欠なものではありますが、それ以外でも、無意識的な使われ方においても非常に重要な役割を担っているのです。

それは、恒常的に我々が受けている『歩く』・『走る』などから生じる衝撃を吸収してくれているということです。健康な人はこの関節の靭帯が柔軟なため、ちょうど車のショックアブソーバーのような働きをしてくれているというわけです。(前回お話した骨盤のインナーマッスルと合わせればその効果は完璧です!)


というわけで、前置きが非常に長くなりましたが(笑)仙腸関節を柔軟にする運動をご紹介しましょう。

やり方は、床に脚を投げ出して座り(長座)、骨盤の動きだけで前進後退をするというものです(動画参照)



床に座るため、オフイスなどではやり難いとは思いますが、(ご自宅などで)機会を見つけて少しずつでも続けるようにしてみてください。

始めは何処に力を入れてよいか判らずに苦労をされると思いますが、これが楽々出来るようになった暁には柔らかな腰と溌剌とした健康を手に入れていることと思います。

よりよい健康も創作活動も 『腰が命』 ですからっ!!

2011年4月28日木曜日

アクション講座_骨盤体操_1

今回は腰についてお話しましょう。

ご存知の通り、腰は姿勢の要・運動の要です。腰の位置や角度が悪ければ、運動の効率が悪くなるばかりか健康にも害が出てきてしまいます。

このアクション講座では、今後アクションの基本的な技をどんどんご紹介してまいりますので、そこで怪我や故障をされないためにも、ここでしっかりと腰についての理解を深めておいてください。

先ず最初にお断りしておきたいのですが、私が『腰』という言い方をする場合にはほとんど『骨盤』を指すと思っていてください。現代の人達は『腰』というと『腰椎』の方を連想されると思いますが、何か運動(特に東洋的な)をやっている人の場合は間違いなく『骨盤』を連想するものなのです。


つまり、骨盤というものは運動においてそれほど重要な位置を占めているということです。骨盤を正しく使えなければ、下半身で生み出した力を上半身に繋げることができません。またそれだけではなく、骨盤そのものからも力を発揮することができなくなってしまいます。

これは意外に知られていないことですが、骨盤の中には太くて長い筋肉が何本も走っていて上半身と下半身を繋ぐ役目を果たしています。前回の『軸の話』でもご紹介した『インナーマッスル(深層筋肉)』がそれですが、それらは単に姿勢維持のためだけではなく、骨盤から強力な運動を生み出す働きも担っているのです。武道家やダンサー達は、このインナーマッスルを駆使して、威力のある突き蹴りや優雅な舞いを演じているのです。

骨盤のインナーマッスルが重要なことは運動をする人間に限ったことではありません。それが柔軟であるということは、一般の方々が健康に日常生活を送る上でとても大切なことなのです。

デスクワークがほとんどの皆さんの中には腰痛(腰椎の痛み)に悩まされている方も多いと思いますが、それは外傷的なことを除けば、ほとんどの場合骨盤のインナーマッスルが硬化している(硬くなっている)ことに原因があります。

そもそも上半身はとても重いものです。あの細い腰椎だけで支えるのは至難の技といえましょう。もちろん、整形外科にいけば必ず「腹筋や背筋を鍛えましょう」的なことを言われるわけですが、それは地震対策のためにビルの外壁だけを強化するのに似ています。そこでは、肝心の『土台』に関する考え方が抜け落ちています。

『土台』すなわち『骨盤』です。

先ほども申しましたように、骨盤の中の深層筋はとても強靭なものです(主なものに大腰筋や腸骨筋等が挙げられます)。本来は、位置的にも土台に当たるそれらの深層筋群で上体を支えるべきものなのです。また、それらの深層筋が柔らかく弾力を持っていれば、歩行や走りで日常的にこうむる衝撃も吸収してもらえます。丁度、大きなビルに設置されている免震システムに例えられるでしょう。


さてさて、能書きはこれくらいにしておいて、骨盤のインナーマッスルを柔らかくする体操をご紹介していきましょう。

先ず最初は『側屈(そっくつ)』です。
そう、上体を左右のどちらかに倒すあれです。

皆さんも小学校や中学校の体育の時間にやられた経験がおありだと思いますが、今回ご紹介する側屈はそれとはちょっとだけ重心が異なります。私は『深い側屈』と名付けましたが、一般的なものよりも屈曲が深いという意味で、それだけ腰(骨盤)へのストレッチ効果が高くなるものです。

それではやり方です。

一般的な側屈は腰の位置がほぼ真ん中のままだと思いますが(写真)



『深い側屈』は腰の位置を、身体を倒す方向とは反対側に移動させます(写真)



これによって、骨盤の側面がストレッチされるばかりではなく、最初は感じることが難しいかもしれませんが、骨盤のインナーマッスルもストレッチされるのです。


さあ、『深い側屈』である程度腰(骨盤)が解れたら、メインディッシュの『腰回し』に入りましょう!!

やり方は簡単です、骨盤を丁寧にゆっくりと回すだけです。ただし楽をなさらず(笑)、ご自分の柔軟性の幅を広げるつもりでなるべく大きく動かすことを心がけましょう(腰に異常を感じる方はこの限りではありません。十分注意をしながら少しずつ動きを大きくしていってください)



いかがでしたでしょうか?なんだか腰全体(腰椎も含む)が楽になった感じがしませんか?

これだけシンプルな運動なのに効果は抜群です。長く続けていれば姿勢や動きも改善されてくることでしょう。できれば、一日に、朝昼晩の三回は行うようにしてください。回数は、ご自分が気持ちの良い回数で構いませんが、できればワンセットに10回程度は回すよう心がけてください。

そうやって骨盤の可動域が広がってくると、他者の運動を見る目も変わってくるはずです。「この人の今の動きは、骨盤をこのように動かした結果なのだな・・」という見方ができるようになってきます。そうすると、CGキャラに対した時も全く同じ視点でモーションを捉えることができるのです。

(皆さんも既にお気付きのように)アニメーターというものは、自分自身の身体の在り方を通して運動(アニメーション、モーション)を理解するものです。ですから、日頃から自分の身体と向かい合い、身体を磨き続けることこそがアニメーションのスキルアップに繋がるのではないのかと思うのです。

皆さんの腰が柔らかく健康になり、そうして素晴らしいアニメーションを次々に世に送り出してくださることを心から願って止みません。

それでは、ご健闘をお祈りいたします!!

2011年4月26日火曜日

運動部番外編

先日の日曜日、東日本大震災を受けて運動部員Dが企画したチャリティーイベント『CGアニメーターのためのアクションワークショップ』が開催されました!!

当日は、業界各社のCGアニメーターさん達に加え、東大で身体運動情報をロボットに応用する研究をされている方まで幅広い方々に集まっていただき、正しい腰の使い方から(このブログでもいずれご紹介します)アクションの基礎までを約二時間かけて指導させていただきました。


なにしろ参加者の皆さんは日頃はデスクワークばかりしておられる方達ばかり。最初のストレッチでは正直どうなることかと思いましたが(笑) そこは日頃から『動き』を相手に仕事をしているプロフェッショナル達、技の飲み込みは普通の人達に比べて格段に早く、「ああ、やっぱり身体は意識が動かしているんだな~」なんて感慨を新たにした次第です。


アクションは格闘技ではありません。ですから、お互いが協力をして『闘いの動き』を作り上げなくてはなりません。初対面で初めのうちは緊張していた皆さんも、終わり頃にはとても打ち解けたご様子でした。


集まった参加費は全額日本赤十字に寄付させていただきます。微々たるものかもしれませんが、一過性で終わらせることなく、これからも継続させていきたいと思っています。

次回からはこのブログでも告知させていただくと思いますので(多分/笑)興味を持たれた方は是非参加してみてください!!

2011年4月22日金曜日

アクション講座_軸の話_2

さて、本日はお約束通り『身体を離れた軸』のお話をしましょう。

先ずは下の動画をご覧ください。

動画のタイトルにもあるように、演じている私は、自分の身体の前面に強く『軸』を意識しています。



いかがでしたでしょうか?

動画から読み取ることは難しかったでしょうが、技をかけられている男性(運動部員Y : 好きな漫画『ジョジョの奇妙な冒険』)は、最初かなりの力で私を押していました。私はその押しに耐えつつ、私から見て左側に反転をして彼の右腕を掴みにいきます。

このように、前方からの強い圧力に耐えながら、しかも別の運動に移行するといった場合、武道では身体を貫く体軸の他に下の写真の様に身体の前面に軸を一本立てる(強くイメージする)ことを定石とします。



青いラインが体軸、赤いラインが『正面の軸』です。

正面の軸を作る利点とは、先ず本来持っている体軸(青いライン)が強化されるということです。意識(イメージ)と身体は密接に繋がっています。体軸を意識することは、漠然と運動するよりも、身体内の筋肉を遥かに多く動員することができます。「使われる筋肉の量は一緒じゃないの?」と思われるかもしれませんが、意識を使うことによって、普段は使われないまま眠っている深層の筋肉達が活動を始めるのです。そう、今スポーツシーンで盛んに言われている『インナーマッスル』達のことです。

古来から東洋では、このインナーマッスルを使った動きを最上としてきました。そうして、それらを活性化するための方法論として呼吸法やそれを伴う型等が開発されてきました。が、その中でも一番重視されてきたことは、直接筋肉を意識するのではなく、ある『形』を意識(イメージ)して身体をそれに従わせるというものでした。(下腹の中に球状の形を意識する『丹田(たんでん)』等もその一つです)

そうなんです、意識と深層筋というものは、実は双子の兄弟のような関係だったのです。(特に中国武術の世界では、このイメージを伴った強い意識の在り方を『意念(いねん)』と呼んで概念化しています)

なのでこの場合、青い体軸に赤い正面の軸を加えることによって身体内の深層筋がより多く動員され、結果、前方に向かう力がより強化されるというわけなのです。


もう一つの利点は、正面の軸がそのまま後半に行われる反転動作の回転軸になるという点です。

この回転軸を意識していないと、相手に押されたり自分が突っ込み過ぎたりして、スムーズな反転動作ができなくなってしまいます。逆に意識できていると、脚の方が勝手に的確なステップを踏んでくれるものなのです。

これは丁度、皆さんが『手付け』でアニメーションを付ける際に、綺麗な反転動作をキャラクターにさせようとしてコンストレインを組むことと似ていますよね(笑)。


このように軸は身体に沿ったものばかりとは限りません。しかも、運動の種目や、同じ技でもそれを行う個人の個性によってその在り方は千変万化であるはずです。ただ言えることは、意識的にしろ無意識的にしろ、軸を使いこなす者こそがその分野の第一人者になれるということです。

これから運動(モーション)を観察される際には、この様な視点を是非併せ持っていただけたらと思います。


参考文献『究極の身体』高岡英夫著,講談社

2011年4月21日木曜日

アクション講座_軸の話_1

さあ、いよいよ始まりました!
CGアニメーターのためのアクション講座です!!

アクションの具体的な技に止まることなく、身体の使い方等、運動全般に関して解説をしていければと思っています。

記念すべき第一回は軸(体軸)の話です。
それでは張り切ってまいりましょう!!

スポーツや武道の世界では「彼の技は軸がなっていない」とか「彼女の姿勢はよく軸が通っている」等々・・・必ずといってよいほど使われる言葉ですが、皆さんは『軸』に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?


軸というものは、その有る無しによってその者のパフォーマンスを決定付けるほどの重要な役割を担っています。

論より証拠、先ずは例をご覧いただきましょう。



いかがでしたでしょうか?
軸の有る無しでこれだけ動きが変わってくるものなのです。

では、軸とは何かといいますと、身体を上下に貫く直線状の『意識(イメージ)』と言い表すことができます。

意識と聞くと何か胡散臭さを感じられる方もおられるかもしれませんが、何らかの運動に真摯に取り組んでいる人間ならば誰もがその大切さに気づいていることと思います。例えば、スキーヤーがこれから滑るであろう『ライン』を意識するといった具合にです。

もちろん、背骨や重心落下線(身体が物体として持っている重心線)で軸を説明することもできます。体軸はそれらと密接な繋がりを持っているからです。

しかしそれだけでは、次回ご説明するような『身体を離れた軸』等を説明することはできません。

軸の意識というものは、CGモデルに例えるならコンストレインの『親』のようなものです。その形状は(軸ですから)細長い棒状のオブジェクトということになるでしょう。そうして、モデルのボディが『子供』です。子供であるボディが親である軸(棒状のオブジェクト)に追従して動こうとするように、人間の身体も、その主人である脳が描いたフォルムに(何らかの形状に)従順に従おうとするものなのです。もちろん、日頃からよく動かしている、錆付いていない身体に限りますけれど(笑)

ちょっと面倒くさい話をしてしまって恐縮です。

意識だの何だのと難解な話をしなくても、軸はちゃんと養成することができます。良質の『型』を何も考えずに丁寧に繰り返していれば、いずれ軸は育ってくるものなのです。(でも、この場合でも無意識下にちゃんと『軸の意識』が形成されるんですけどね)

というわけで、超簡単な体軸養成法をご紹介しておきます。

お仕事の合間に
気分転換のつもりで是非取り組んでみてください!!



※この運動の要点

1.頭と胸と腰が一直線上にあるよう努めてください

「身体を貫く直線をイメージしろ!」なんて言われても急には無理ですよね(笑)先ずは、見た目で身体を真っ直ぐにできることが先決です。鏡を利用したり、周りの人達に指摘してもらったりしながら「真っ直ぐな身体」の感覚を掴んでください。

2.できるだけ身体の力を抜いてください

軸は背骨と密接な関係を持っています。ですから、この念転の動作も、背骨から生まれた運動であることが望ましいのです。そのためには極力身体をリラックスさせることです。理想をいえば「これ以上力を抜いたら立っていられない」くらいの脱力をしていただきたいものです(でも姿勢を崩してはいけません)

それでは、皆さんのご健康のために、またアニメーションのスキルアップのためにご一緒に身体を動かしましょう!!

レッツ、ビギン!!!